3日目

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     グラフの作成   例題4  例題5 


グラフの作成
  Excelでは表からグラフを簡単に作成する機能が備わっています。
  以下では,表が既に準備されているものと仮定して説明します。

 グラフ作成手順
   (1) グラフを作成するためのセル範囲を選択します。
   (2) グラフウィザード  をクリックすると,次の画面が表示されます。
      この画面(1/4画面)から適切なグラフの種類と形式を選びます。
    

    (3) 2/4画面では,データ範囲の確認をします。セル範囲の前にシート名も含めて
       自動で記入されています。もし,違っていたら修正しましょう。
    

   (4) 3/4画面では,グラフの表題,X軸ラベル,Y軸ラベルを入力します。
     その他のタブは,グラフの見掛けを換えたい場合に試してみてください。
     細かな調整は,グラフを作成した後で簡単にできます。
 

    (5) 4/4画面は作成したグラフを何処に表示するかの選択です。
       「新しいシート」は,作成したグラフのための専用シートです。
       「オブジェクト」は,グラフの基になった表があるシート上に表示します。
   

  グラフの移動と拡大/縮小
    移動〜 手順(5)で完了ボタンを押しても,グラフの位置は適切ではありません。
         移動するには,先ずマウスをグラフに近づけ,「グラフエリア」のポップアップが
         表示されたのを確認してマウスの左ボタンをプレスしてください。それから,
         移動先へドラッグします。
    拡大/縮小〜グラフをクリックすると,グラフの外枠に8個のハンドル()が表示されます。
             ハンドルをドラッグすることにより,拡大/縮小ができます。

ワークシートのセル枠に合せて拡大/縮小するには,
              Altキーを押しながらドラッグ


  グラフの編集
   
前準備
    先ず,次に示すグラフツールバーを表示しましょう。
   表示するには,「表示」/「ツールバー」/「グラフ」を選択します。
   
        ↑       ↑ ↑  ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
        @       A B  C D E F G H
    @ポップアップの表示:グラフの各構成要素に関する書式を変更
    Aグラフエリアの書式設定:パターン(グラフの背景領域色)やフォントを変更
    Bグラフの種類:グラフの種類を変更
    C凡例の表示/非表示の切り換え
    Dデータテーブルの表示:データテーブルの挿入
    E系列を行方向に定義:上記2/4画面の「系列」の「行」に対応
    F系列を列方向に定義:上記2/4画面の「系列」の「列」に対応
    G時計回りに回転
    H反時計回りに回転
       ツールバーは,あらかじめグラフを選択してから使います。

    これで準備完了です。

    次に,マウスをグラフに近づけて各構成要素に応じたポップアップが表示されること
   を確認してください。表示を確認して右クリックします。
   (あるいは,グラフツールバー@ボタンの▼をクリックして,特定構成要素を選択すると
    ハンドルが付きます。これを右クリックします。)
   
       

   後は,目的に応じて「書式」の設定変更(フォント,フォントサイズ,カラーなど)を行います。
 

グラフの編集:構成要素を選択して右クリック 

   Excelでは,グラフの横軸を項目列,項目軸,縦軸を系列名,系列軸と表現しています。
          
          

   
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例題 4 関数値の一覧表,グラフの作成

      下に示す関数の一覧表を作成しましょう。
         その前に,3行目の関数の数学的表現を示します。なお,三角関数の()内に
       与える角度の単位は,radianです。1(radian)=57.296(度) ∵360/(2×
             
             
 
                    以下の行については省略

  Q1 1行目にべた打ちでタイトル,3行目に関数名を入力してください。
  Q2 4行目に数値0.01,5行目に0.02を入力してください。
  Q3 
オートフィル機能で0.01刻みの数値を1.0迄作成しましょう。
  Q4 4行目B列以降では,「関数挿入アイコン」fxをクリックして数学/三角」
     から夫々の関数名を探し
貼り付けましょう。

  Q5 各列の5行目以降に数式をコピーしましょう。
    ・簡単にコピーするには,オートフィルを使います。
    ・ツールバーを使う場合には,次のようになります。
     
@コピー元をアクティブにする
      Aツールバーの「コピー」をクリック
      Bコピー先をドラッグで範囲指定 
      Cツールバーの「貼り付け」をクリック
      D数式コピー作業を終えたら,ESCキーを押しセル枠の点滅解除。

  Q6 タイトルの体裁を整えましょう。
    「セルを結合して中央揃え」を使います。あらかじめ,タイトル行のセルを
     表の幅に見合う分選択しておきます。
  Q7 タイトル行が常に画面に表示されるように固定しましょう。
    ・固定したいタイトル(見出し行とも呼びます);上の例では1〜3行目,
     のすぐ下の行番号を選択

    ・メニュー「ウィンドウ」/「ウィンドウ枠の固定」をクリック。
      正しくタイトルが固定されたら,タイトルとの境界に横線が引かれます。
  Q8 数値の桁数を揃えましょう。(例:小数点第4位四捨五入)
    数値(列毎,同じグループ毎,全て同じなら全部)を選択し,
    ツールバー「小数点表示桁上げ」,「小数点表示桁下げ」をクリックします。
  Q9 タイトル行をどのページにも印刷できるよう設定しましょう。
     
先ず,現段階の印刷イメージを確認してください。
      確認は,「ファイル」/「印刷プレビュー」を使います。
     以下は設定手順です。
     @「ファイル」/「ページ設定」:「シート」タブをクリック。
     Aダイアログ中の「行のタイトル」ボックス内をクリック。
      常に表示したいタイトルの行番号を選択してクリック後,okを押す。
      (ダイアログボックスが背後のシートを隠しているときは,
       ボックス右端のダイアログ縮小ボタンを押してタイトルの行番号を
       選択してクリック。再度ダイアログ縮小ボタンを押して元のダイア
       ログボックスに戻りokを押す

     B印刷プレビューで確認。
  Q10 複数ページに分割された表の体裁を整えましょう。
     「表示」/「改ページプレビュー」を選択します。
     縦,横のページの境目はマウスをドラッグすることにより移動可能です。
     数値=0.51以降は2ページ目に印刷されるように境界線を移動しましょう。
     印刷プレビューを表示し,「設定」/「余白」タブのダイアログで
     ページ中央の水平,垂直にチェックマークを入れます。
 
  Q11 次に,上記で作成した表から前半5種類の関数のグラフを表示しましょう。
     完成時に下に示すグラフとなるように作成してください。

               
   

  ヒント @凡例を表示したいときには,関数の名前を付した3行目を含め,描きたい列の幅と
        横軸の数値範囲を考慮してセル範囲を選択します。
      Aタイトルのカラー,フォントサイズは,グラフを描いた後で自由に設定できます。
        タイトルを右クリックし,「グラフタイトルの書式設定」を選んでください。
      B散布図の形式が既定値で「マーカー」指定,「線」なし,となっているため,描画直後
        の曲線は太線に見えます。この曲線の体裁を変更するため,先ずグラフの曲線を
        右クリックで選択し,ショートカットメニュー(下図参照)を表示します。曲線を細い線
        にするために,「データ系列の書式設定」を選び,ダイアログボックスで「マーカー」
        なし,「線」自動
に切り換えます。 

    

       

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例題 5 散布図,回帰直線の表示

         15人分の身長と体重の入力データから散布図と回帰直線を表示しましょう。                                     

  Q1 上記表中の(2)19〜21行を作成してください。ただし,数値は関数で求めてください。
     回帰直線の傾きは,関数「SLOPE」で求まります。また,四角の枠で囲んだ表示は,
     図形描画ツールの「横書きテキストボックス」を使っています。
  Q2 C列の(4)回帰推定値は,統計関数にある関数「FORECAST」を使って求めてください。
  Q3 次に,回帰直線のグラフを描くための準備計算をします。下図に示すように,
     G列にXXとして155.0〜185.0までの値を0.5刻みで作成してください。
     H列に,上図の枠で囲った回帰直線式を参照して,XXに対応するYYの値を求める
     数式を代入して,計算結果を求めてください。
     (注) 回帰直線式は,XX=155.0とXX=185.0および夫々に対するYYの両端点を
        与えることにより描画できます。ここでは,FORECASTで求めた数値とYYの
        推定値が同一の身長に対して一致することを確認するために刻み幅を小さく
        しています。
           

           
               (注) XXの値は,さらに185.0まで続きます。

  Q4 身長と体重の散布図を描画しましょう。
  Q5 回帰直線式を散布図に重ねましょう。
      手順は次の通りです。
     @XX,YYのデータを選択し,「コピー」ツールボタンをクリック。
     A上記で描いた散布図においてグラフエリアを選択するようにクリックする。
     B「編集」/「形式を選択して貼付」を選択。ダイアログ中の「先頭列を項目列として
       使用する」のリストボックスにチェックを入れ,OKを押す。
        項目列:グラフの横軸
        系列名:グラフの縦軸
     CXX,YYの1点ずつが「マーカー」として表示されているので,例題4に倣い「線」に
       変更する。
     
      

        

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