4日目

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     補足事項   例題6  マクロの記録,作成 

  以下には,補足事項とマクロの記録,マクロの作成について記しました。
 マクロについては余裕があれば,トライしましょう。

 補足事項
 (1) 図形描画
     Excelのシートに図を貼り付けると,資料が分かり易く効果的になる場合があります。
    Excelでは「図」のことを「オブジェクト」と呼びます。
    オブジェクトを描くためには,「表示」/「ツールバー」/「図形描画」図形描画ツールバー
    を表示しましょう。
                        図形描画ツール
 
     
    円の表示〜「楕円」ツールを選択後,Shiftキーを押しながらドラッグします。
    水平線,垂直線の表示〜「直線」ツールを選択後,Shiftキーを押しながらドラッグ
                    します。
    円弧〜円弧の表示は,「オートシェイプ」/「基本図形」の中から円弧を選択します。
    「図」と「テキスト」の重ね書き「テキストボックス」ツールを用いて,重ね書きするテキ
                    ストを記入します。記入直後には,テキストボックスの外枠線
                    が表示されています。
    テキストボックスの枠線消去〜枠線を消したい「テキストボックス」を選択し,右クリック。
                    ショートカットメニューから「テキストボックスの書式設定」/
                    「色と線」タブを選択。線の色を「黒」から「白」に切り換えます。
      

    図のグループ化〜複数の線分などで構成された図の拡大,縮小,移動,コピーは,
                個々の要素をまとめてグループ化すると簡単にできます。
                複数の要素を選択するには,Ctrlキーを押しながら,選択要素を
                クリックしてください。

    図形重ね書きの順序変更
〜重ね書きをして,線の一部などが消えたら,重ね書きの
                   順序を変更してみてください。
                   「図形の調整」/「順序」で選択したオブジェクトをシートの前面
                   あるいは背面に移動できます。
    オブジェクト化〜オブジェクト化すると,拡大,縮小が簡単に行なえます。
                 表を例としたオブジェクト化の手順は,次の通りです。
                   ・表を選択後,Shiftキーを押しながら「編集」をクリック。
                   ・プルダウンメニューから「図のコピー」を選択。
                   ・貼り付け位置にカーソルを位置づけ,「編集」/「貼り付け」
                 オブジェクトの周囲に丸いハンドルが表示されます。

 (2) 数式作成
      ExcelではWordと同じように,オブジェクトとしての数式を編集してセル上に配置する
     ことができます。「挿入」/「オブジェクト」を選択すると,「オブジェクトの挿入」
     画面が表示されます。スクロールバーを下にずらして,Microsoft数式3.0を選択します。
                   オブジェクトの挿入画面
     

     OKを押すと,数式作成ツールバーが表示されます。少し試してみると,使い方が分かり
    ます。複雑な数式でなければ,これで十分間に合うでしょう。
                         数式作成ツールバー
     

 (3) コメントの挿入,表示
     コメントとは,セルに付加するメモのことで,セルの内容とは別のものです。
    コメントは,第三者や作成者自身の注意,理解を促すために付けられます。
    コメントの挿入「挿入」/「コメント」でコメントの入力編集画面が表示されます。
    セル右上隅の赤い三角印〜そのセルがコメント付きあることを意味しています。
    コメントの表示,非表示〜切り換えは「表示」/「コメント」で行ないます。
    コメントの削除〜削除するセルを選択して,右クリック。「コメントの削除」を選択。
 (4) セルの枠線消去
    Excelを起動した初期画面では,セルは薄いグレーの縦線,横線で仕切られています。
   このセルの枠線を消して,画面表示を白くすることができます。枠線を消すには,
   「ツール」/「オプション」/「表示」タブの画面左下にある「枠線」のチェックマーク
   はずします。
 (5) グラフの編集
    第3日目の資料においては,グラフツールバーを用いたグラフの編集について記し
   ました。ここではそれとは異なる補足の説明を追加します。
    「グラフオプション」画面の表示〜この画面はグラフを作成する際に現れる3/4画面と同じ
                        画面です。グラフ描画後には,次の手順で表示され,
                        必要なタブを開いて内容修正が可能です。
                         グラフ選択→「グラフ」/「グラフオプション」
                       例) 目盛線の追加
                          グラフエリア内の目盛線表示がY軸だけでX軸も
                          追加表示したい場合〜「目盛線」タブを開き,
                          X/数値軸の目盛線にチェックマークを入れます。
                     グラフオプション画面
   
         
     参考:目盛線と補助目盛線の区別
         目盛線:目盛の数値が表示されている目盛線
         補助目盛線:目盛の数値が表示されていない目盛線。目盛線の間に引かれます。

    目盛線の線種,色,線幅の修正〜修正したい目盛線をクリックして選択。右クリックして
          ショートカットメニューから「目盛線の書式設定」を選択,表示します。

      

  目盛間隔などの調整〜X/数値軸あるいはY/数値軸をクリックして選択。右クリックして
          ショートカットメニューから「軸の書式設定」を選択,表示します。

      

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 例題6 下に示すサンプルを参照して,「第1回数学テスト」を作成してください。


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 マクロの記録,作成
  ルーチン化された定形処理には,マクロの記録を上手に使うと仕事の効率を上げることが
 できます。これでも不十分なら,VBA(Visual Basic for Applications)を用いてマクロプログラム
 の作成にトライしましょう。

 ・ Visual Basicツールバーの表示
    次の手順で行います。 
      「表示」メニューの「ツールバー」を選択し,サブメニューにて「Visual Basic」を
      クリックすると,「Visual Basic」のツールバーが表示されます。

      
  
 ● 各ボタンの説明
           

  「マクロの実行」ボタン
    このボタンをクリックすると,「マクロ」ダイアログボックスが現れ,マクロの実行,編集,
    作成および削除の処理ができます。
  「マクロの記録」ボタン
     このボタンをクリックすると,「マクロの記録」ダイアログボックスが現れ,マクロの
   保存先にマクロ名を入力し,OKボタンをクリックすると,それ以降Excelの一連の操作に
   関するマクロを記録します。記録の終了は「マクロの記録」ボタンが「記録終了」ボタンに
   切り換わっているので,それをクリックします。これを上手に利用すると,クリックとかセル
   の範囲選択などがマクロでどの様に記述されるのかが分かります。
  「コントロールツールボックス」ボタン
    ワークシートやユーザーフォームに配置できるコントロールのツール(例えば,コンボ
   ボックス,テキストボックス,カーソル,ラジオボタンなど)を収めたツールボックスを開き
   ます。

 ・ マクロの作成手順
   
以下に,簡単に触れておきます。
   注意: VBAのプログラムは単独のファイルとして保存されるのではなく,現在編集して
        いるブックの一部として保存されます。
  (a) サブプロシージャの作成
   1)  「マクロの実行」ボタンをクリックしてダイアログにて「マクロ名」を入力した後,「作成」
      ボタンを選択します。
              (マクロ名を入力した後,「作成」ボタンが有効となります)
      

  2) サブプロシージャの先頭と末尾の2行が既に入力された状態でマクロ作成画面が
    表示されます。入力する際は,ワークシート名,セル範囲を表わす一部の文字列を除き,
    全て小文字で入力します。入力に間違いがなければ,Enterキーで確定後,自動
    フォーマット機能が働いてコードの一部が大文字に切り換わります。スペリングミスなどが
    ある場合には,自動フォーマット機能が働きません。これにより,ミスを発見できます。
                 Microsoft Visual Basic のEditor画面
    
  
3)  2つ目以降のサブプロシージャを入力するには「ファイル」メニューの「終了してMicrosoft
      Excelへ戻る」を選択します。
     次に再度上の1)へ戻り,新たな「マクロ名」を入力して「作成」ボタンを選択します。
     以下,2),3),1)の順に繰り返します。

  (b) 宣言文の作成
    サブプロシージャのマクロ名が表示されているリストボックスのボタン(上図右側test_1
   と記入されている欄の▼印)を押すと,(Declarations)とマクロ名の一覧が表示されます。
   上図が表示されていない場合には,いずれかのマクロを選択した状態で「編集」をクリック
   すると上図が表示されます。そこで宣言セクション(Declarations)を選択します。次いで,
   必要な宣言文を入力します。
    
   以上,VBAマクロプログラムを作成したら,不測の事態に備えて上書き保存を
  実行しましょう。


  作成したマクロの修正
    「マクロの実行」ボタンをクリックすると,マクロのダイアログボックスが表示されます。
   修正したいマクロ名を選択した後,「編集」をクリックしましょう。

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