1日目
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インターネットの利用
インターネットの起動
Windowsの起動画面(即ち,デスクトップ)上にあるアイコンと呼ばれる絵文字の
の中から,[Internet Explorer」をダブルクリックして立ち上げてみましょう。
実習室のコンピュータには,最初の起動画面が「計算機実習室」のホームページの
トップページとなるように設定されています。
検索エンジン
インターネットを利用する主たる目的は,情報を収集,発信することです。
検索エンジンは,知りたい情報が何処にあるのかを検索するためのツールです。
代表的なものを下記に示します。
URL http://www.yahoo.co.jp
http://www.google.co.jp
表示画面の上部に「アドレス(D)」とある枠内に計算機実習室のURLが記載され
ています。枠内にマウスを位置づけ,クリック(上書きモード)またはダブルクリック
(挿入モード)して上の検索エンジンのURLに書き換えてから,「Enter」キーを押して
みましょう。
画面が変わり,検索サイトが表示されます。
検索フィールドの枠内に,知りたい情報の「キーワード」を入力してください。
例) インターネット無料翻訳サービス
数学教材
地図情報
瞬時に候補となりうる検索結果が表示されます。適当に選択して目的に適うサイト
を探してください。今後も頻繁に訪れるであろう大事なサイトについては,「お気に入り」
に登録しましょう。
お勧めサイト
翻訳関係〜Exciteエキサイト翻訳 http://www.excite.co.jp/world/
テキスト翻訳,Web
Page翻訳 (英→和,和→英)が可能です。
辞書関係〜http://www.goo.ne.jp/では,三省堂の4つの辞書が利用できます。
英和ボタン … 「EXCEED 英和辞典」から検索します。
和英ボタン … 「EXCEED 和英辞典」から検索します。
国語ボタン … 「大辞林 第二版」,「デイリー 新語辞典」から検索します。
地図情報〜アメリカの地図なら, http://www.mapquest.com/
で細かなストリート名まで確認できます。
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数学教材
過去の認定講習では,「コンピュータをどの様に教育に活用すべきか」を知りたい旨
の希望が多く寄せられていました。ひとつの手がかりとして,是非下記のサイトおよび
その他の関連サイトを調べてみてください。きっと有用な題材が見つかると思います。
数学教材〜数学教材の部屋 http://homepage2.nifty.com/sintakenoko/
かなり多くの題材が,ビジュアルな形で取り扱われています。
Javaのアプレットも閲覧できます。
なお,下記の有料ソフトは数学あるいは理工系の分野で広く使われているソフトですが,
数値解ではなく,文字式としての解も扱うことができます。
Mathematica : 米国 Wolfram Research,
Inc.
日本の取扱い代理店:www.wolfram.co.jp/j-info/dealersに掲載
文字式としての解が得られる言語ソフトで,線形代数学などの応用例
を示した参考書など多数市販されています。
Matlab+Maple : 米国 The Math Works,
Inc.
日本の取扱い代理店:サイバネットシステム(株)
Matlabは,科学技術計算と各種データの可視化を得意とする欧米で
広く用いられている言語ソフトですが,オプションツールのMapleと
組み合わせて使用すると,文字式としての解が得られます。
Excelの基礎
以下には,Excelを扱うための必要最小限の操作方法についてまとめています。
操作方法については,市販のマニュアル本を手元において何が出来るのか,どの様に
するのかを調べて少しずつ慣れてください。
一通りの操作ができる様になったら,MOUS(Microsoft
Office User Specialist)
試験対策用のテキストを購入して,各自のスキルを確認することも有用です。
MOUS試験には,「一般試験」,「上級試験」,「総合試験」の3種類あります。
Excel の起動と終了
起動法
2通り
@Windows起動初期画面の右端,縦長officeアイコンから〜Xを選択
A「スタート」/「プログラム」/「Microsoft
Excel」をクリックして起動
起動画面
ファイル名〜既定値の名前は,「Book1」で空のブックが開かれる。
シート名 〜既定値の名前は,Sheet1〜Sheet3の3枚で構成
1枚のシート:65536行×256列(既定値)の大きさ
シートの追加,削除,名前の変更〜シート名を右クリックして,
ショートカットメニューを表示し,操作を選択する。
終了法
3通り
@「ファイル」/「終了」
A画面右上隅の×印(「閉じるボタン」)を押す
B「Alt」+「F4」のショートカットキーを押す
Excelのショートカットキー一覧は,下記を参照してください
ショートカットキー一覧表
・保存:終了時には,既定値のファイル名(BOOK1)を適切なファイル名に変更
してから保存します。
ファイル名の付け方:「はじめに」の「ファイルの保存」を参照のこと
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セルの操作
表示画面
行番号は数字で,列番号は英文字で表示されています。
セル:列番号,行番号で定義される四角いマスをセル(cell:細胞,小部屋)
と呼びます。
アクティブセル:現在選択されていて,作業可能な状態にあるセルのこと。
アクティブセルは,太線で囲まれたセルです。
セルの選択方法
6通り
@ ひとつのセルを選択〜該当セルをクリック
A 連続したセル範囲を選択〜ドラッグ
左上隅をクリックして右下隅をShift+クリック
B 不連続な複数のセルを選択〜Ctrlキーを押しながらクリックとCtrlキー
を押しながらドラッグを併用
Shift+クリック〜連続した セル 範囲を選択 Ctrlキー+クリック(またはドラッグ)〜不連続な複数の セル を選択 下線部はセルの代わりに,ファイルなどに読み換えることも可能です。 |
C 行全体を選択〜該当行番号をクリック
D 列全体を選択〜該当列番号をクリック
E 全てのセルを選択〜「全セル選択」ボタン(行番号と列番号の
交差部)をクリック
コマンドの実行方法
何かの命令,操作を行なうには,大きく分けて4通りの方法があります。
@ メニューバーから選択する
A ツールバーのボタンから実行する
B 右クリックで表示されるショートカットメニューから選択する
C ショートカットキーで実行する
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文字列,数値の入力
入力や操作,編集で間違っても,「やり直し」ボタンで元に戻せます。 「やり直し」ボタン : ![]() |
・ データを入力するセルを先ずアクティブにします。
・ 文字,数値の入力 〜入力の確定には,次の2つを使い分けると便利です。
@「Enter」キーで確定:確定後のアクティブセルは,下の行に移ります。
A「Tab」キーまたは「→」キーで確定:確定後のアクティブセルは右隣の列に
移ります。
ただし,日本語入力の際にはその前に日本語を確定するための「Enter」
キーを押す操作が1回余分に必要となります。
確定後,文字列は左詰め,数値は右詰めで表示されます。
(文字列としての数字を入力するには数字の前に’を付けます)
・ データの削除,訂正 〜
削除:該当セルをアクティブにして,「Delete」キーを押します。
データの削除とはセルの内容をクリアーすることを意味します。
複数のデータを削除する場合には,該当セルを選択して
アクティブにしてから,「Delete」キーを押します。このとき,
書式はクリアされません。
訂正:方法は2通り,挿入訂正モードと上書き訂正モード
挿入訂正モード(ダブルクリックするとポインターがI形に変化)
該当セルをダブルクリックして入力カーソルを表示し,修正
位置にずらし訂正します。
(文字列が長く列幅に収まらない訂正では,ダブルクリック
しても訂正モードにならない場合があります。その場合には,
文字列の左端をクリックし「F2」キーを押してください。)
上書き訂正モード(クリックすると文字が反転)
該当セルをクリックした場合には,上書きされて前のデータと
置き換わります。
入力途中で誤りに気付きキャンセルしたいときは,「Esc」キーを押下。
素早い訂正〜挿入モード(ダブルクリック)と上書きモード(クリック) の使い分けが大切です。 |
・ 日付等の入力 〜 日付は,/または−を使って入力します。
例 10月30日の場合 : 10/30と入力を確定すると10月30日と表示される。
年を省略すると,今年の年が補完される(数式バー参照)。
10/30をそのまま表示したい場合には,先頭に’を付けて
10/30と入力する。
金額 :数字の前に¥を付けて数字を入力。自動的に,(カンマ)が付加。
%表示 :数字の後ろに%を付けます。
金額,%表示については,書式スタイル変更ボタンを使うと便利です。
・ オートフィル 〜 規則的に連続するデータを入力するときに利用します。
例 年月日,曜日,連続した数値(2つ以上のデータが必要,1つの場合同じ
数値が連続する),数式など
利用法 :月の例
例えば,「4月」と入力。セルをアクティブにした状態でマウスポインタを
セルの右下隅小さな四角(フィルハンドル)に位置付けると,マウスポイ
ンタの形が太い白抜きの十字から普通の十字形に変わります。
その状態でそれを右あるいは下にドラッグすると,連続したデータが入力
されます。
数値の例
隣合った2つのセルに数値を入力します。2つのセルをドラッグ選択します。
次にポインタを右下隅に移動し,ポインタの形が+に変わったことを確認
してから,表示したい方向にドラッグします。
(備考) 右ボタンドラッグ:
ポインタの形が変更後,ドラッグする際に右ボタンを押しながらドラッグ
すると,ボタンを離してからオートフィルの方法(セルのコピー,連続データ,
書式のみのコピー,書式なしコピーなど)を選択できます。
・ セル/行,列のコピーと移動
対象セル/行,列の選択: コピーあるいは移動したいセル/行,列を
先ず選択します。対象がひとつのセル/行,列ならばそのセル
或いは行番号,列番号をクリックすると選択されます。
複数セル/複数行,複数列ならばドラッグなどして選択します。
コピー,移動 :
@コピー&貼り付けまたはカット&貼り付けのツール
ボタンで行う。
Aメニューバーの編集からコピー,切り取り,貼り付けを
選択する(ドロップダウンメニュー右横のショートカット
キーを利用する方が素早い)。
B右クリックでショートカットメニューを表示後、コピー,
切り取り,貼り付けを選択する。
Cマウスポインタの形状を上下左右の両方向矢印に変え
(或いは「Ctrl」キーを押してマウスポインタの形状をコピーに
変え)ドラッグ&ドロップする。
・ 行,列の削除 〜 削除したい行または列番号を選択
@「編集」/「切り取り」
Aショートカットキー : Ctrl+X
B右クリック/ショートカットメニュー/「削除」
セルの内容をクリアしたいだけなら,行または列を選択して,「Delete」
キーを押します。このとき、書式はクリアされません。
行,列の削除とセル内容をクリアすることは,区別して考える |
・ 行,列の挿入 〜挿入したい行番号(列番号)の下の行番号(右の列番号)を右クリック。
ショートカットメニューから挿入を選択します。
挿入される行(列)は,選択した行(列)の上側(左側)に入ります。
挿入行(列)の書式は,その上側の行(左側の列)に同じです。
(備考) ・複数の行や列を挿入するときは,それに見合った行数あるいは列数を
選択してから,上と同様の操作をします。
・ キー操作によるアクティブセルの移動
「Ctrl」+「Home」 :A1セルへ移動 「Ctrl」+「End」 :最終行、最終列データ(右下隅セル)に移動 「Ctrl」+「↓」 :最終行セルへ移動 「Ctrl」+「→」 :右端列セルへ移動 「Ctrl」+「↑」 :先頭行セルへ移動 「Ctrl」+「←」 :左端列セルへ移動 「Ctrl」+「PageUp」 :前のワークシートをアクティブにする 「Ctrl」+「PageDown」:次のワークシートをアクティブにする 「PageUp」 :1画面分上に移動 「PageDown」 :1画面分下に移動 「Alt」+「PageUp」 :1画面分左へ移動 「Alt」+「PageDown」:1画面分右へ移動 |
・ Office アシスタントの活用
手元にマニュアルが無くとも,「Office アシスタント」(既定値ではイルカのアイコン)
を上手に活用すると,操作法のヒントや関数の使用法などを知ることができます。
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数式の入力
・ 数式の入力 先ず,計算結果を表示するセルをアクティブにします。
=の入力 : 先頭に=を入れ,これから数式を入力することを
Excelに指示します。
計算式の入力 : これには以下の方法があります。
(1) 具体的な数値の代入による計算式の入力
入力内容は数式バーに表示されるので確認できる。最後に「Enter」
キーを押して入力を確定すると,結果がセルに表示される。
間違いの修正 : 確定後間違いがあったならば,該当セルを選択
して数式バーに数式を表示し,それを修正して
再び確定する。
連続したセルの合計値: 合計を求めたいセルの範囲を選択して
ツールバーから「オートSUM」 ボタンをクリック。
(2) セル参照による計算式の入力
セルに入力されている数値を使って計算する場合には,「セル参照」
を使います。これを使うと入力手間が省け,間違いも少ない。
使用法: 結果を表示したいセルをアクティブにし,「=」を入力。
次いで計算式に用いるセルを適宜クリックし,算術演算
子を用いて数式を入力。最後に計算式を確定する。
セル参照を使った場合,元データが修正されると,それ
を参照した計算式も自動的に再計算され,結果に反映
される。
算術演算子
+ プラス : 足し算 - マイナス : 引き算 * アスタリスク : 掛け算 / スラッシュ : 割り算 ^ キャレット : べき乗計算 |
・ 数式のコピー ・オートフィルを使用する方法
コピーしたい数式を選択後,オートフィルを用います。
これは,コピー元とコピー先が連続している場合に使用できます。
右ボタンを押してドラッグ:罫線などの書式を含まず式のみをコピー
したいときに使う。
・ツールバーを使用する方法
@ コピー元の数式が入力されているセルをクリック。
A ツールバーの「コピー」を選択。選択すると該当セルが点滅
する破線で囲まれます。
B コピー先のセルをクリックまたはドラッグして範囲を指定。
C ツールバーから「貼り付け」を選択。
「書式のコピー/貼り付け」ではありません。
(注) セル枠の点滅を解除するには〜ESCキーを押します
相対参照 : セル参照が使われている数式をコピーすると,コピー先では元のセル
位置での相対的な情報を基に,参照先のセル位置も相対的に変化
します。このような参照が「相対参照」です。
(注) ・計算結果が間違っている場合
該当セルをダブルクリックして,色枠で囲まれた参照セル
を表示させてチェックする。
・常に参照したいセルが固定している場合には,相対参照
ではなく次の絶対参照を使用します。
絶対参照 : 常に固定されたセルを参照したい場合の参照が「絶対参照」です。
絶対参照を指定するには,参照したいセルの行,列もしくは必要に
応じて行または列の前に「$」を付けます。
「$」を付けると参照先が固定されます。 例) $C$10,A$5
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表の移動とコピー
1) ドラッグ&ドロップによる方法
対象となる表を選択後,マウスの形を上下,左右両方向矢印
の十字形にし,移動する場合:単に移動先へドラッグする
コピーする場合:「Ctrl」キーを押し,小さな+が
付加された状態でドラッグする
2)ツールバーを使用する方法
@ コピー元の表を選択する。
A ツールバーの「コピー」を選択する。その操作により該当の表が
点滅する破線で囲まれる。
B コピー先にポインタを移動し,アクティブにする。
C ツールバーから「貼り付け」を選択する。
(備考) 数式を用いた表がコピーされた場合,コピーされたのはセル
に表示された数値ではなく,数式である。
コピー後,表の数式を修正する方法は,上の相対参照の注書きに同じ。
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書式設定
フォント(字体),フォントサイズ(文字サイズ),文字色,文字飾りなど
設定は,下記のツールバーで行います。
(ツールバーの見掛けは,使い方により異なります)
↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
@ A B C D E
@フォント,Aサイズ,B太字,C斜体,D下線,E文字色
「書式」/「セル」/「フォント」タブ〜「二重下線」,「上付き」,「下付き」,「取り消し線」
などツールバーで提供されていない設定が可能です。
数値の書式スタイル設定
素早く表を作成するには,あらかじめ数値をベタ打ちしてから,後でまとめて
書式スタイルを整えます。
↑ ↑ ↑ ↑ ↑
@ A B C D
@通貨(¥記号),Aパーセント,Bカンマ,C小数点以下桁数を増す,
D小数点以下桁数を減らす
セル内文字列配置
↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
@ A B C D E
@左揃え,A中央揃え,B右揃え,Cセルを結合して中央揃え
Dインデント解除,E1段階インデント(字下げ)
ツールバーボタンの追加表示
ツールバー右端の「ツールバーのオプション」>>;をクリックして,
必要なアイコン(例えば,「貼り付け」,「書式のコピー/貼り付け」,
小数点以下の桁数調整など)を選択表示できます。
文字列の縦位置(行の高さに対する配置)〜「書式」/「セル」/「セルの書式設定」
または該当セルを右クリックして「セルの書式設定」から,「配置」タブ
の縦位置を指定する(既定値:下詰め)
文字の均等割り付け〜上図の縦位置の中から「均等割り付け」を選びます。
文字列の方向 〜上図の方向欄で指定します。
罫線,網掛け,塗りつぶし
↑ ↑
@ A
@罫線,A塗りつぶし(文字の背景色です)
罫線〜ツールバーボタンは,大まかな罫線の設定に使われます。細かな罫線の設定
には,上図の「セルの書式の設定」から「罫線」タブを表示して指定します。
罫線の種類:線のスタイルから選択。色もカラーにできます。
罫線の表示,非表示:該当罫線をクリックすると切り換わります。
網掛け
上図の「パターン」タブを開いて,設定できます。
色とパターンの設定は,候補から選択します。
書式のコピー/貼り付け
↑ ↑ ↑ ↑
@ A B C
@切り取り,Aコピー,B貼り付け,C書式のコピー/貼り付け
「書式のコピー/貼り付け」〜「書式」のみをコピーして貼り付けしたい場合に使います。
A,Bのコピー,貼り付けは,「書式」+「セル内のデータ」が対象です。
手順: ・コピー元のセルをクリック
・C「書式のコピー/貼り付け」ボタンをクリック
・コピー先のセルまたはセル範囲を選択
・C「書式のコピー/貼り付け」ボタンをクリック
・終了したら,コピー元の点滅枠線を消すために,ESCキーを押します。
なお,離れた複数のセルに「書式のコピー/貼り付け」をしたい場合には,
上の2つ目の手順で,Cボタンをダブルクリックしてください。
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例題 1 月別授業時数集計表の作成
注意:下の表では演習問題との関係でG〜O列間を非表示にしています。
ここではP,Q列をG,H列と考えてください。
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