ここでは,最低限知っておきたい用語についてのみ説明を掲げています。
インターネット : 地球上の無数のコンピュータを有線,無線で接続したネットワークのこと。
個々の大学,企業,政府などのネットワーク(LAN:ローカルエリアネット
ワーク)を互いに結ぶネットワークのネットワークです。インターネットに接続
する方法として,固定的に接続する方法(専用線接続)と直接電話をかける
方法(ダイヤルアップIP接続)があります。そして通常サービスプロバイダと
呼ばれる会社と契約してそこのサーバを利用することになります。したがって
回線使用料金は電話会社に,接続サービス料金はプロバイダに支払うこと
になります。インターネットを構成する夫々の構成要素は誰かが所有してい
ますが,ネットワーク全体は誰にも属していません。
イントラネット : 通信プロトコルTCP/IPを初めとするインターネット標準の技術を用いて
構築された企業内ネットワークのこと。
URL(Uniform Resource Locator) : Web上のドキュメントやその他のリソース(資源)の
ありかをWebブラウザに教えるために使用するアドレスのこと。
HTTP(HyperText Transfer Protocol) : 知りたい情報資源のあるWebサイトと自分の
コンピュータのWebブラウザ間でWebデータを伝送するために使用される
通信のやりとりに関する手順や約束事のひとつ。
WWW(World Wide Web) : Webはインターネット上で動くソフトウエアシステムのこと。
WWWサービスは全世界的に共通した形式でWebドキュメント(ハイパー
テキスト)を作成,転送できるサービスのこと。どこの国の人もWWWサー
ビスで利用されるハイパーテキストの作り方に従って情報を作成すれば,
いつでも何処からでもその情報にアクセスできる。
Webブラウザ : Webドキュメントを自分のコンピュータに表示するようWebサーバに要求する
ためのアプリケーションソフト。
Internet Explorerなどが代表的なソフトである。
Webサーバ : Webブラウザに情報を提供するコンピュータのことでWebドキュメントを管理
する。作成したWebドキュメントはインターネットに直結しているWebサーバに
転送・保存して初めて外部からアクセスできる。
Webドキュメント : 文書だけでなく画像,音声,動画なども含めた概念の情報のこと。
ハイパーテキスト,HTMLファイルも同じ意味で使われる。
HTML(Hyper Text Markup Language) : WWWサービスで利用されているハイパーテキスト
を作成するための言語。ただし,BASIC,CやMATLABなどの言語とは
異なる。タグ(Tag)と呼ばれる文字列で表示したい文書を挟むだけ。故に
特別なソフトを購入する必要はない。市販のホームページ作成ソフトは,
簡単に作成できるよう工夫がなされ,サイト転送も楽などの利点がある。
ホームページ : Webブラウザを起動したときに最初に現れるページのこと。トップページと呼
ぶこともある。ただし,Webドキュメント全体を指して使っている場合もある。
HTMLで作成され,HTMLタグの入ったテキストファイル。なお,主要なページ
は,通常HTMLファイルを複数リンクして構成されることが多い。
HTMLタグ : タグの基本構成は,文字列を開始タグと終了タグで挟む構造となっている。
<開始タグ> 文字列 </終了タグ>
主なタグを以下に示します。
<HTML> </HTML> : ファイルの先頭と末尾に置き,HTMLファイル
であることを明示
<HEAD> </HEAD> : ページタイトルやサーバなどが使用する情報
を指定。HTMLファイルは,<HEAD>タグの
部分と<BODY>タグの部分に分離される。
<TITLE> </TITLE>
: ページタイトルを指定。これで挟まれた文字列
はメニューバーの上のタイトルバーに表示される。
このタグが無い場合には,ファイル名が表示される。
<BODY> </BODY> : このタグで挟まれた部分がWebブラウザに表示
される内容
<IMG SRC=’URL’> : 指定したイメージデーダをインライン表示する。
インライン表示は文書中に直接イメージを表示
する。必ずSRC属性を付けてイメージファイルの
URLを指定する。
IMG:イメージタグの終了タグはない。
<A> </A> : Anchor:アンカータグは,文字列やイメージを挟み
ハイパーリンクを作成する。