演習問題

   演習問題を提出する場合には,クラス名,学生番号,氏名を記入すること。

MS Word関係
問題 1  下に示した表を作成しなさい。なお,最上段の行と左端の列については,枠内の
       地の色をカラーに,一部,縦方向のセンタリングがなされていない箇所については,
       センタリングをすること。なお,斜め罫線は,挿入/表/罫線を引くで罫線を引くペン
       に持ちかえ,描きます。引き終えたら,表の外でクリックすると,元の挿入ポインタに
       戻ります。

   (1)
          
   (2)
                 
   (3)   
                

問題 2  次の数式を作成しなさい。

                
         3×3を越える大きなサイズの行列を作成する場合の補足
        @) どれか要素を1つ選択し,右クリック/挿入/ プルダウンメニューから
          行または列を挿入する.同じ操作を繰り返したい場合にはF4キーを押下。
        A) 取り敢えず3×3のサイズを選択し,プルダウンメニューを開く。
          そこから行形式を選択すると,右下図の表示となる。
       &:列の区切り,
                                         @:行の区切り
         &を増やすと列が増し,@を増やすと行が増すので,必要なサイズに拡大して
         から,上の図で「2次元形式」に切り替えて,各要素の式を代入する。
          
                
問題 3   MS_Wordでひとり旅の企画書を作ろう。行き先は今後行ってみたいアメリカの
        国立公園1箇所とします。国立公園の詳細については,インターネットで検索して
        ください。地図,写真を挿入することも可。ただし,著作権に触れないよう,あくまで
        もレポートの課題の範囲内とします。
        なお,アメリカの地図は,○○national park map で検索してください。
         http://www.mapquest.comで詳細地図を表示できますが,右クリック/コピーが
         使えません。
        制作条件は下記の通りとします。
           ・タイトルは適宜つけて,1段組とすること。
           ・本文は2段組とすること。
           ・日程表,費用,現地までの交通手段などを可能な範囲内で調べること。
           ・何故,そこに行ってみたいのかを必ず本文に入れること。
           ・他のサイトからの丸写しは絶対にしないように!! 自分の文章を書くこと。
           ・ページ数はA4版,2ページ以内。

問題 4  これまでに学習したMS_Wordに関する知識などを用いて,任意の題材について
       A-4の用紙1枚にポスター作品を作成しなさい。(題材自由;例えば,クラブの企画,
       趣味の催し,学園祭の案内,スポーツ大会の開催案内など)
        なお,制作条件はページ数を除き,問題3の上2つに同じとします。

HTML関係
問題 5 ホームページ・ビルダーを用い、以下の指示に従いホームページを作成しなさい。
      題材は,下記の2つの内,いずれかとします。本文1ページに加えて必ずリンク先を
      設定し,リンク先は詳細情報,図表などとし,全体で3ページ以内とします。本文に
      図表が一部含まれることは,構いません。
       なお,参照した引用先のURLを必ず本文末尾に付記して下さい。
 
      題材 (1) オゾン層の破壊に関連すること
            (例:破壊メカニズム,破壊物質規制措置など)
           (2) Lake Source Coolingとは何か? その概要について
            
http://www.cornell.eduのサイトに事例が掲載されています。
            直接www.google.co.jpで
Lake Source Coolingを検索しても出てきます。

   
   この練習問題で、検索とホームページ作成についての手順に慣れよう。

Excel関係
問題 6  次の2つのグループの地震波を入力データとして,7層2スパンの鉄骨骨組に与え,
       時刻歴非線形応答解析を行った。その結果,下に示す最大層間変形角が得られた。
       また骨組の1次固有周期に対応する応答加速度は次のようであった。これを基に下
       の設問に答えなさい。

              グループ1(10% in 50years)      グループ2(2% in 50years)
                再現期間475年               再現期間2475年

地震波名 最大層間
 変形角(%)
応答加速度
(gal)
地震波名 最大層間
 変形角(%)
応答加速度
 (gal)
LA01 2.25 844.8 LA21 3.23 1947.5
LA02 1.36 730.4 LA22 3.05 1360.3
LA03 1.09 532.8 LA23 1.57 675.9
LA04 0.93 348.4 LA24 3.46 1578.5
LA05 1.38 514.9 LA25 3.60 1432.2
LA06 0.59 216.4 LA26 3.52 1872.9
LA07 1.41 480.6 LA27 4.56 1071.5
LA08 1.43 521.9 LA28 3.46 1488.6
LA09 3.21 1257.4 LA29 1.88 780.9
LA10 1.75 887.5 LA30 2.97 956.7
LA11 2.72 950.4 LA31 2.80 1773.0
LA12 1.22 253.7 LA32 4.24 2212.7
LA13 2.20 1163.9 LA33 2.30 984.7
LA14 2.49 1120.4 LA34 3.02 1353.1
LA15 2.80 880.0 LA35 6.72 1456.5
LA16 2.71 1150.8 LA36 5.47 1664.9
LA17 2.66 658.5 LA37 4.62 1234.8
LA18 2.25 914.8 LA38 9.09 1687.0
LA19 1.81 493.3 LA39 2.96 867.8
LA20 2.23 1031.9 LA40 6.78 1379.6
           
平均値  Dm,10 ↑ Sa,10 平均値  Dm,2 ↑  Sa,2 ↑ 

 
        上記に与えられたデータを用いて,横軸に最大層間変形角(%),縦軸に応答
       加速度(gal)をとり,散布図を描きなさい。さらに次の式で与えられる回帰曲線式
       を参照して,散布図に回帰曲線を重ねて表示しなさい。
         なお,入力データ,回帰曲線を求めるために必要な項目,散布図+回帰曲線
       の図は1枚のSheetにまとめて表示しなさい。
      (注) ・グループ1とグループ2のマーカーの色,形を区別するためには,グループ1
          の散布図を描いた後,グループ2を重ね書きすると簡単にできます。
          ・デフォルトの凡例を変更するには
           凡例を選択→右クリックして「データの選択」をクリック→変更したい凡例名を
           選択し「編集」タブをクリック,「系列名」を書き換える。
           
                      
                       即ち,第2添字10,2は10%,2%に対応している。

問題 7 与条件を次のように与えた場合,スペクトル密度関数のグラフを描くために必要と
       なる表(kx,kyが規定されたある範囲の離散値をとるときのSbb(k)の値の表)を
       作成し,その表を基に3次元のグラフを作成せよ。
        ただし,X軸,Y軸,Z軸にはそれぞれkx,ky,Sbb(k)を対応させること。
  

    注意:条件を代入して,式の表現を簡単にしてから表を作成して下さい。
        正しく表が作成されたら,グラフは下記のようになります。

        

       なお,X,Y,Z軸の目盛の小数点以下桁数の変更は,表の該当数値小数点以下桁数を
     表示したい桁数に修正すればよい.或いは該当する軸を右クリックして「軸の書式設定」
     選択後,表示画面の「表示形式」を選択し,分類を「標準」から「数値」に変更して,小数点
     以下の桁数を指定する。ただし,後者の操作では「奥行き軸」は変更できません。(Excelのバグ?)
      
 問題8 下記の指示に従い成績判定表を作成しなさい。ただし,レイアウトは下記に倣うこと。

 

 (1) 数式を用いて合計得点を求めなさい.ただし,期末テストは点数に右横倍率を乗ずること.
 (2) 合計得点が高い順に上の行から並ぶように,降順にデータの並べ替えをしなさい.
    注)データの並べ替えは,数式で得た合計得点を範囲選択してコピーし,貼り付けアイコンをクリック
      して,「型式を選択して貼り付け」を選択,「値」を選びok押下
により”値”に変換してから行うこと.
      データの並べ替えは,データの範囲を選択して,データ/降順(Z→A)の並べ替え/を選び,表示
      画面で”選択範囲を拡張する”が選ばれていることを確認し,並べ替えボタンを押す.
 (3) 得点率を求めなさい.
 (4) 合計点の平均値,標準偏差値を求めた後,SSを求めなさい.
        SS=50+10×(素点−平均点)/標準偏差値
    なお,標準偏差値はここでは関数の分類”統計”にあるSTDEV.Pを用いること.
    注)STDEV.Pの.Pは,Population(母集団)の略で,母集団=標本の場合に使用する.ルート内は
      母集団=標本数nで割り算されている.
      STDEV.Sの.Sは,Sample(標本)の略で,標本が母集団の一部である場合の標準偏差値
      を計算する.この場合,ルート内は標本数nとすると,(n-1)で割り算されている.
 (5) 横軸に1〜20,縦軸に合計得点をとり,合計得点の折れ線グラフを表示しなさい.
 (6) 得点率>=0.9の場合にはS,得点率>=0.8の場合にはA,
    得点率>=0.7の場合にはB,得点率>=0.6の場合にはC,
    得点率<0.6の場合にはDと判定されるように関数の分類”論理”にあるIF関数を用いて成績判定
    を行いなさい.
 (7) 成績判定CとDの境界に赤い水平の罫線を表示しなさい.
 (8) 別シートに下記に倣い表の見出しを入力しなさい.

  

 (9) 累計人数欄に関数の分類”統計”にあるCOUNTIF関数を用いて,累計人数を求めなさい.
 (10) 区間人数を求めなさい.求めた人数を横長の表にも転記しなさい.
 (11) 横長の表を基に,横軸に得点率,縦軸に区間人数をとり,折れ線グラフを表示しなさい.

問題9 住宅の新築計画にあたり,自己資金を除く残金は全てローンを組むことにした。
    100万円を借りたときの月々の返済額の早見表が次の表に示すように与えられた
    とき,以下の要求を満たすように表の空欄を埋めなさい。




    (a) 横軸に借り入れ期間,縦軸に返済額をとり,上の表をグラフで表示しなさい。
        グラフの中には凡例も表示のこと。
    (b) 新築費用(万円)cost,自己資金(万円)smoney,ローン期間(年)y,年利(%)r を
       夫々2500万円,900万円,25年,5%として入力し,月々の返済額(円)sを次の計算式
       より求めなさい。

         計算式   s=(cost-smoney)/100*mm
            ただし,mm:y,rに対応する100万円を借りたときの月々の返済額,単位(円)

         
    (c) 自己資金(万円)smoney,年返済可能金額(万円)backmを夫々1000万円,150万円
       として入力し,年利7%,返済期間を20年,25年,30年とした場合の新築物件の
       ローン金額loanmと購入可能金額上限値totalを次の計算式より算定せよ。

         計算式 loanm=((backm*10000/12)/mm)*1000000   
              total=smoney*10000+loanm
             ただし,式中のbackmの単位(万円),mm, loanm, totalの単位(円)


問題10 一級建築士の学科試験を行った結果,10人分のデータが次のようであった。
       下に示すレイアウト表を基に以下の設問を満たす表を作成せよ。

  

  下の表は上の表の右横に続く。
   

    (1) 各受験者の合計点および各科目の平均点を夫々求めよ。
    (2) H〜K列にはIF関数を用いた計算式により,該当科目が60点未満ならば数値の1を
        60点以上なら数値の0を代入しなさい。
        またL列には60点未満の科目数の総数を計算式で求めなさい。
        さらに,IF関数を用いた計算式によりL列の値が1のときのみ,
          M列には該当科目の60点未満の点数を
          N列には該当科目の60点未満の科目番号を
          O列には該当科目の60点未満の科目平均点を
        表示しなさい。ただし,L列の値が1でない場合には記入なし。
    (3) IF関数を用いて,次の基準に従い学科試験の合格者を判定せよ。
    条件a) 4科目とも60点以上の受験者は無条件に合格とし,その受験者NO.該当行
         のP列に合格の文字を出力せよ。ただし,不合格の場合には記入なし。
    条件b) 4科目中1科目のみ60点末満であるが,その点数が受験者の平均点以上
         であり,かつ4科目の合計点が240点以上である場合には合格とする。
         この条件を満たす受験者NO.該当行のQ列に合格の文字を出力せよ。
         ただし,不合格の場合には記入なし。
    (4) IF関数を用いて,R,S列に夫々P,Q列で合格となった受験者番号を出力せよ。
        ただし,不合格の場合には記入なし。
    (5) 次に指定したセルついて,コメントに計算式を入力しなさい。
        H14,L14,M14,N14,O14,P9,Q10,R9,S14
    (6) 印刷時にコメントも印刷可となるよう設定し,完成した表を1ページに印刷しなさい。
        コメントも印刷可とするには→ファイル/印刷/ページ設定/シート の画面にて
                          コメント欄 (なし)→画面表示イメージ とする。

問題11 上記問題10の判定結果を求めるVBAマクロプログラムを作成せよ。
       ただし,表のレイアウトは下記に倣うこと。

   

   (1) 先ず,各学科の試験結果を算術代入文を用いて変数名t(i,j)に読み込みなさい。
       ただし,各受験者NO.にi=1〜10,科目名(構造〜法規)にj=1〜4を夫々
       対応させるものとする。
   (2) for〜next文を用いて,各受験者の合計点および各科目の平均点を夫々求めよ。
       変数名は合計点:total(i),平均点:aver(i)とする。添字iは1次元の配列変数
       であることを意味する。
   (3) if文を用いて,次の基準に従い学科試験の合格者を判定せよ。
    a) 4科目とも60点以上の受験者は無条件に合格とし,その受験者NO.をH列に
       出力せよ。
         ただし,4科目とも60点以上か否かの判断は次の設問の準備を兼ねて60点
         未満の科目数をカウントし,その値が0の場合に全て60点以上と見倣すように
         すること。
    b) 4科目中1科目のみ60点末満であるが,その点数が受験者の平均点以上であり,
      かつ4科目の合計点が240点以上である場合には合格とする。この条件を満たす
      受験者NO.をI列に出力せよ。
         
ヒント
           60点未満の科目数が1つのみの受験者について何番目の科目がそれに
          該当するのかを適当な変数に保存し,論理積(And)を用いたif文で判定を行う。




 追加練習問題  こちらのpdfファイルを開いてください。

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