MATLAB互換ソフト:Octaveの使用方法
MATLABと互換性のあるソフトは3種類ありますが,計算機実習室には
Octave3.6.4がインストールされています.自宅での予習,復習や課題の
実行は,MATLABを購入しなくてもフリーソフトであるOctaveをインスト
ールすれば,可能となります.
以下に,Octaveのインストール方法,実行手順を説明します.
(1) Octaveのインストール
Octaveは,下図に示すhttp://sourceforge.net/projects/octave/files/から
インストールすることを推奨します.
自宅PCのOSに一致するものを上記画面から選択し,以降はインストール
したいバージョンを選び,その後は画面の指示に従う.
(2) Octaveの実行手順
2.1 計算機実習室のPCを使用する場合
1) Windowsを起動したディスクトップ画面上にある[Octave-3.6.4]のアイコンを
ダブルクリックして起動すると,ターミナルの画面が立ち上がり,更に少し待つ
と自動的にOctaveが起動した状態となる.
2) 実行するプログラムが保存されているディレクトリにcd(Change Directory)
コマンドを用いてフルパスを指定する.
例:
octave:1>cd Z:\octave_source_pro
注) 実習室では,matlabのプログラムはZ:\My Documents\MATLABに保存
されています.しかし,フォルダ名の途中に空白がある場合には,その様
なディレクトリまたはファイルが無いとするエラーメッセージが表示される
ので,新規に異なるフォルダを作成し,そこにmatlabのプログラムをコピー
してください.上の例ではそれをoctave_source_proとしています.
3) プログラムの実行は,実行ファイル名(.mを省略)を入力する.
例:
octave:2>exercise_7
4) Octaveの終了は,exitまたはquitを入力する.
例:
octave:3>exit (または,octave:3>quit)
2.2 自宅のPCを使用する場合
ディスクトップにOctaveのアイコンが無い場合を想定して,以下に説明する.
1) Windowsを起動したディスクトップ画面上で,[スタート]/[すべてのプログラム]/
[アクセサリ]/[コマンドプロンプト]と辿り,ターミナル画面を立ち上げる.
2) Octave3.6.4のbinフォルダを保存しているディレクトリにパスを指定した後,
Octaveを起動する.
例:
C:Documents and Setting\ユーザー名>cd c:\octave3.6.4\bin
と入力する(赤字のパスはoctaveのインストール先に応じて適宜読み替えて
ください)と下記のoctaveのコマンドプロンプトが表示される.
c:\octave3.6.4\bin>
ここで,>に続けてoctaveと入力すると,Octaveが起動する.
octave:1>
ただし,環境変数のpathに c:\octave3.6.4\bin が追加されていれば,ターミナル
立ち上げ直後 >octave と入力すれば,octaveが起動する.
環境変数のpathに追加する具体的方法(windows7の場合)は→こちらを参照
3) これ以降は,計算機実習室のPCを使用する場合の手順 2)〜4)に同じである.
(3)プログラムの編集
適当なテキストエディタ(例えば,メモ帳,ワードパッド,Notepad++)を用いて編集
すれば良い.なお,Notepad++には(*.m)の保存形式があるが,それが無いエディタ
の場合には(*.txt)のテキスト形式で一旦保存後,ファイル名の拡張子を.mに変更
すればよい.
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